亀の甲より、本を読んどこう。

いろいろ書くのやめて、読書ブログにします。

就活も天職も仕事も、誰もが100%の答えを知らない

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北海道は4月を目の前にして、雪が降りました。1月と同じ風景やん。風流~。

■自分で動くことを、理念にしてはいかがでしょう

 

今日、朝、会社へ行くときは青空が出ていて、そろそろ新年度が始まるなぁ、春ももうすぐだなぁとかのほほんとしながら、今は、大雪です。なくはない、北海道の常識です。

さて、本日、会社に行く際の列車の中(満員ではないどころか、席のほうが乗客よりも格段に多い通勤列車)、ブログのネタを考えていたら、ふと、こんな言葉を思いだしました。

「会社は学校ではない。自分自身で考えながら仕事をしてくれ」

 

これはソニー創業者の盛田昭夫さんの言葉で、この言葉を新入社員の入社式でいつもおっしゃっていたそうです。新入社員であっても、一から十まで教えている暇がないというのは日本のはたらく場の現実です。ですが、むしろ、この言葉の指すところは、新入社員といえど、戦力であるという意思表示だと思います。

私が好きな言葉に、日本の連合艦隊総司令長官 山本五十六氏が唱えた、

 

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

 

というものがあります。話し合い以前の言葉は有名ですが、以後の文章は意外と知られていませんが、盛田さんも山本さんも素晴らしい言葉を残されておりますが、両者とも言っていることは、同じではないかと私は思います。

 

それぞれに考え深いセンテンスが見受けられますが、共通する部分を抜け出せば「相手への信頼」です。

さすがに、教えられていないことばかりだと現場で動くのは大変ですが、それは自分が教えを乞いていない(積極的ではない)からかもしれません。むしろ、上司からすれば、「いつ、あいつは聞いてくるのだろうか」と待っているかもしれません。ですから、「すみません、私に仕事を教えてください!」と率直に言うのもよし、「すみません、○○をしたらよいと思うのですが、どう思いますか!」と切り込むくらいの姿勢を入社したら、あるいは、働いているのなら持つことが必要なのではと考えます。

そのような常に特攻する姿勢を持っている企業は、常に前に動く空気を持つことになり、成長する可能性が生まれるはずです。それは、何もせず、ただ、給料だけを頂くだけの仕事してるように見える人の働き方とは格段に違う、やりがいや仕事の楽しさを与えてくれるものと私は考えています。そうなると、仕事もプライベートも常にONでいられるので、人生、楽しくなるのではないかと。

 

■当然ながら、上司の中だけに100%の答えはありません

 

この間、ほぼ日刊イトイ新聞糸井重里さんが書いている今日のダーリンを読みました。すると、糸井さんが、自分の中に明確な答えがないことでも、インタビューされて答えなきゃいけないことが怖いみたいなことを書いていました。

これを読んで、なんでも知っていそうな糸井さんでも、そのように思うのだなと考えさせられました。ですが、よくよく考えれば、どんな人間もうまいことを百発百中で考えられているわけではないのは当然と言えば、当然かなと思います。

自分に近しい人物であれば、例えば、上司や先生という師にあたるような人に答えを求めてしまうのですが、人間、頭の中身は違うので、思いつくアイデアも思想も違います。こんなアイデアどうですか?と思いついたものを上司や先生に問い、ジャッジはできるかもしれませんが、上司や先生のジャッジが果たして正しいかも、上司や先生が違う人間に変われば、また見解は変わります。

むしろ、否定されたアイデアが本当は世の中に素晴らしくウケるものだったり、世界を変えるものである可能性は誰にも否定できるものではありません。

身近なものだと、ポストイット(ふせん)も最強の接着剤を発明する過程の失敗作がゆえんとのこと。そのアイデアをかんたんに貼って剥がせるアイテムに加工したのは、実に最強です。

このように、上司の顔だけ伺って、イエスを引き出すだけの行動はちょっと違うのではと思います。上司の依頼にイエスで答え、実現させるのは大事なことかと思いますけれど、自分で考えて、自分のアイデアおもしろいでしょ?と、強気に(でも、嫌われないように)アタックし続ける姿勢が成長するうえで欠かせないと思います。

自分は少なくとも、毎日、そのようにアタックすることを忘れないようにしています。でないと、結局、自分が何のために、仕事をしているかわからなくなり、はたらくことが嫌になってしまうと思います。若いころは、上司に従っていればいいと思っていた半面、上司を論破してしまうほど勝気だったので、だいぶ、損をしました。言い過ぎるのも、日本の世の中ではよくありませんので、前途ある若い方々は、感情の高ぶりにはご注意ください。それは私が言える名言かもしれません。