亀の甲より、本を読んどこう。

いろいろ書くのやめて、読書ブログにします。

都会に住むメリットってなにか考える

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いつだかの自宅お昼ごはん。グリーンメインにしてみました。

 

■地方で生活してると思うんですけど、待機児童問題って、なに?

待機児童問題を知らないわけじゃありません。「保育園落ちた。日本死ね」なんて、ぶっそうな言葉が飛び交ったことで、更に加速度を見せる待機児童問題ですからね。

しかし、思うのですが、少子化社会の日本で、地方に行けば行くほど(若い)人がいない。この間、お話を聞いた幼稚園の先生によると、待機児童なんてウチの町ではありえないとのこと。容易に予想が付くことではありますが、地方は人材不足で、幼稚園・保育園も空きの多いばかり。むしろ、幼稚園・保育園の経営環境から考えれば、むしろ、お子さんにどんどん来てほしいと思う地方都市の数々ではないでしょうか。

都会に就職すると、結婚して、子どもが生まれたとすると近い将来、避けられないのは待機児童問題。仕事に就くことだけを考えて、都会に出ていくことを考えれば(昔の僕)、こうした問題に悩まなければならなかったでしょう。僕は独り身の自由な生活をいろいろあって、実家で楽しんでおりますが、ゆくゆく結婚した場合、待機児童問題で悩むことはまずないと言えるでしょう。

このように問題が起きる前に対処することを、リスク回避なんて言います。僕が好きな言葉を用いて言えば、「風が吹けば桶屋が儲かる」を予測するとでも言いましょうか、起こりうる問題を色々考えたうえで、就活やはたらく場所を考えることは、企業研究や業界研究をする以上に、自分の人生設計を考えれば必要なことではないかと思います。

 

■都会は情報過多。地方は謎だらけ。あなたならどっちに行きたい?

 

ヒルナンデスは好きなTV番組のひとつですが、世の中のほとんどの情報は東京近辺の情報が溢れかえっています。特に、TVは。僕の住んでいる北海道は、ローカルTV局が充実していますが、それでも殆どの情報は札幌のランチ情報が多かったり、やはり、情報の中心地は札幌です。NHKは朝、北海道の地方都市を特集してくれたりするので、地元民からするとおもしろいです。最近ですと、北海道新幹線が開業間近なので、函館周辺の情報は非常に多いです。

しかし、この情報化社会というインターネット全盛で、いつ、どこでも情報を取れる世の中にあって、東京・大阪・京都・札幌・福岡など、主要都市の情報は正直、飽きちゃった自分がいます。もちろん、そうした主要都市にいれば、新しいものが次々、生まれて、目新しさがあります。逆に言えば、だからこそ飽きないのですが、変わりすぎて疲れる気が僕の中ではしています。30歳になったからでしょうかね。

それに、自分の趣味が読書とコンテストの作品をつくることであったり、料理や釣りといったインドア&アウトドアでも自然があるところでないとできないことを考えれば、自分って都会、向かないんだと最近、よく気付きました。本は大きい本屋やネット買えますし、スーパーもわりと近くにありますし、もはやあくせくして、都会で働き、満員電車に揺られる必要もなく、ゆとりを持って働けます。

都会に住むと、最先端の中にいるようで、疲れることばかりです。あの、大震災があった日、東京での帰宅難民の光景は忘れることができません。それでも、いまだに都会に残っている人は、そこに自分の会社があるからという理由だけで動けていないのではないでしょうか。

自分の会社なんていうのは、日本、あるいは世界のどこにでもあるものかもしれません。ここの選択肢を広げる術の一つは、地方に友達をつくることだと思います。さすがに、縁もゆかりも無さすぎると地方に飛ぶのは危険かもしれません。それは地方にはつながりをつくる術(インフラ)が整っていない場合が多々あるからです。そこは、ある意味、地方自治体がUIJターンを促進したいならば力を入れなければいけない部分であり、ビジネスチャンスだと思っています。

今だから言えることは、就活・転職をする場合、近場だけでなく、選択肢をもっと広くに持ち、給与額・福利厚生といった会社の中身のことだけでなく、はたらく環境のことも考えられると、より働きやすい職場が見つかるのではないでしょうか。

なにより、誰も知らないようなところでは情報が少ないので、そこの情報を発信して、ビジネスを確立することも、町の第一人者として生きることも可能になるのではないかと僕は考えています。それに、誰もが知っている楽しさより、誰も知らない楽しさを見つけて、自分で楽しんで、周りに教えてあげられたら、それほど人間として役立つこと、世間の助けになることは他にないと思います。

自分の仕事もしながら、世の中(地方)の仕事もできると考えると、地方暮らしほど人生を豊かにしてくれるものはないと思います。主要都市はいつだって、誰かが代わりに働いてくれますしね。